トッポジョージの日常

トッポジョージMCは、横須賀三崎街道(26号線)沿いにある、ハーレーカスタムショップです。オートバイのことはもちろん、その他日々の印象的な出来事をお伝えできたらと思います。(店舗所在地:神奈川県横須賀市武1-28-16 電話:046-854-4624 メール:toppogeorge.choppers[半角@]gmail.com)

2019年05月

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製作していますパンヘッド用のサーキットギヤ!

歯研から上がって来ました~

因みに歯研ってのは歯車専用の研磨の事ね!

ブランク(鉄の塊)からギヤを削り出して焼き入れしたり軸受け作ったり

したのを最終仕上がり寸法に石で削って仕上げる工程です。

当然焼き入れはかなりの温度で金属を焼くので変形もします。

焼の入った金属は一般的な刃物では硬くて削れないので最終研磨仕上げするんです★
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って訳で点検います(汗)

それはもう沢山失敗して来ましたのでこの瞬間汗です。
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ズレないブレない製作工程を煮詰めての今です。

工程には間違いは無いと思っていますが割り出した寸法が合っているか??

この辺はやはり実際組んで点検してみないと答えは出ませんね(W汗)

 って訳で実動点検だ~

別のギヤと比較動画撮って見ました~

ヤバい★

超理想的な動き!

滑る様な動きです☆

それは大げさか(笑)

でも超気持ち良い~

まぁかなり地味な動画で...

でしょうが。。

このギヤ製作!

最初は手探り状態で始めましたが漸くココまで持って行く事が出来ました。

ロッカーアームだなんだって色々拘って修理してもこのギヤ自体のバックラッシュが

多ければそれはかなりノイズの多いいE/Gになります。

大体ココが駄目だとジャーって感じのノイズが出ますね(汗)

んでギヤ同士のガタ多いといくら軸受けのブッシュを整えても

ノイズは消えませんよ(W汗)
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今回のギヤ製作★

真面目に初めは上手く行きまんでした。

まぁ沢山失敗したって訳です。

そのお陰でギヤの製作工程は勿論ギヤの種類やら材料やら焼き入れやらも

勉強する事が出来ました。

んでんで今回純正やら社外品とかも含めココのギヤを色々点検しました。

ピーナッツモデルのギヤはアーリーのが一番良く出来ている感じでした!

やはりメーカーも対策を続けてこのモデルの最終型にいたったのでしょね★

以前はアメリカとかで純正ギヤをかき集めて良いのを探してましたが

それはくじを引く様な物でした。

当然古い中古のギヤなのでサイズも状態もまちまちですから(汗)

って訳でこのギヤ作ろうって思いたった訳で~す☆

因みにメカノイズって簡単に言えば打音です。

それは機械にとって良い事は無いですね。

まぁ何十年も前の古いオートバイなんで仕方ない所もありますが。。

まぁこれ色々言うのは止めときます。。。

にしてもオートバイは奥が深いな~

工業製品の塊が連結して動いてるんだからね!

って訳で少しだけレベルUPしたトッポジョージでした~

アーリーまでのピーナッツモデルでココ気になる方いましたらお気軽に

連絡ください。

んで実際動き見たい方は是非お店に遊びに来て下さ~い★

では~





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バランス取りは超やり易かったこのアーリークランク☆

芯出しはまぁ何時もと変わらんソコソコ時間掛かりました~

安定の0.013㎜

この3μⅿの壁は中々難しいね!

因みにマニュアル値は0.025㎜だよ!

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この治具もう少し加工したろ!
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んで色々とデーター取り★

大体頭の中が完成して来たので。。

にしてもこの治具穴ドンドン増えて行くな~
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ブッシュ抜き取り★

ココのブッシングは回転防止のダウエルピンが打ち込まれています。

そのままブッシングをプーラーで抜き取るとピンの力でカバーにクラック

入る時あります(汗)

なんで面倒でもフライスでピンの一部を削り落としからプーラーで外します。
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こんな感じね☆

コレでピンが強く撃ち込まれている場合でも逃げ道が内側にあるので

カバーを痛める事は無いって訳ね★
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無事カバー無傷で抜き取りました~

パンナックル等のピーナッツカバーはまだ外周肉厚ありましですが

コーンショベル等のピニオンブッシングなんかは肉厚薄い所にピン撃ち込まれて

いますので何も遣らずにプーラーで抜くと中々危険な時もあります(汗)
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んなピーナッツでもクラック入ってしまってた子(涙)

溶接して埋めます。

そんな場合はこの穴のボーリングも必要になります(W汗)

このブッシュ抜き取りの下準備ルーター等で削っても良いですがそっちの方が面倒なので

機械で削ります。

なんて事無い作業ですが結構ギリギリまで削らないとピンに到達しないので

慎重にやりましょ!

見ての通りカバーとブッシングの間にピン打ってますからね。

まぁそうしないとピンの意味が無いから当然なんですがね。。

って訳でお次は実際使うブッシング削りましょ~

って事ですが続きままた後日!

因みにこのカムカバーはアーリーショベルです。

今回は耐久性やらUPすべくケース側はノーマルとはちと違うやり方で

仕上げる予定です☆

ではではこうご期待で~す★





 

3月25日(土)子供の運動会

27.(月)学校代休(家族サービス)


の為お店お休みします。 


ご迷惑お掛けします。


よって29日(水)は定休日ですが16時迄は

お店に出て作業します。

まぁ昨日も出てましたが😅

宜しくお願い致します。

続々とハーレーに対しての質問が入って来ているプロアンサードットコム

その中で面白い質問があり改めてキック時のタイミングを考えて見ました~ 
https://pro-answer.com/question/1746/

その内容はダイナSのタイマープレート内での点火時期から始まりキック時の

タイミングになんですが。。

まぁ点火時期の調整等のタイマープレート(ポイント等のプレートね)内での

決まった位置はシステム自体の個体さがあり過ぎて個々でクランクタイミング

で合わせるしかって結論になったのですが面白いのはキックを踏むタイミングの質問!

まぁキック始動なんかはやり方10人十色でサクッと掛かれば正解☆

って思っていましたが今回改めて考えてみました。

これ考えると凄く面白ろくてトッポジョージの日常でも語ってみたいと思います。

そもそもトッポジョージのキックポイントはあまりキックがガチガチな所では踏みません。

まぁ当然圧縮の無いスカスカの所でも踏みませんがね。

余りペダルがガチガチ過ぎるな所では無く圧縮を保ちつつ気持ちフワッとした所

または弾力のある様な部分がポイントです。

それを空キックを含めて探って掛けるって訳!

って事で今回そのタイミングを組み立て中のクランクで検証してみたいと思いま~す★
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先ずはココ↑

トッポジョージがキックを踏み始める場所!

圧縮はあるけどガチガチでは無い所ね。

この∞マークはRのタイミングマークです。

因みにFロッド(ピストン)は下死点から少し上がりこれから圧縮して行くぞ~って所
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んでクランクが1/8程進むとF点火時期が出てきます。

この時点で進角時、火花を飛ばしてやろうって場所です。
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んでんでさらにまた1/8程進むとFの圧縮上死点に達する訳です。

合計で1/4進むって訳ですね。

始動時のキックペダルの動きは大体ペダルが水平かそのチョイ上位から踏みますので

この時のクランクの動きは大体1/4~3/8程度です。
(足の感覚なのでこの程度の誤差はアリアリです)


結果このRタイミングマーク(∞)付近でキックを踏み始めるとキック範囲内で


理想とされるF点火時期を通過すると言う事が物理的にわかります。


結論 この付近でキックを踏み始めることで僅か1/4程度のクランキングでも

重要なFの圧縮 点火 爆発工程が行われ結果効率よくE/Gが掛かるって事です★


って訳で動画も上げてみました。

少しオーバーアクションですが(笑)

大体この時点でタイミングマークやピストン位置は先程の

キックスタート位置付近で来ているはずです。

この始動方法は飽くまで冷間時等の初めの方法です。

再スタート時何かは圧縮が上がってますので少しけり方変わります。

因みにチョーク スロッル開度等の操作はキャブレターの種類で異なります。。

まぁ直接トッポジョージに聞いてください。

負圧だとどれ位 固定ベンチョリーだとこれ位ってのはお話し出来ます。

ココからは妄想 暴走(笑)話にもなっちゃうかもですが気持ちフワッとする部分!

この場所で踏むのはRの動力を利用しているってのは前々から思っていました。

※ここから描いた妄想暴走発言は実際のクランクタイミングではありえない為訂正します※

「簡単に言うとRが圧縮上死点から下降るす力を借りてグルんっと回る感じね!
(ココ↑本当はR排気上死点ね。Rの動力を利用しているのは本当だと思う)
後は特に同時点火の車両は点火時期こそ各シリンダー毎に異なりますが火花は常に
両方飛んでいてRでも小さな爆発が…」

的な事を妄想暴走発言しましたがF点火タイミング狙いでのRの圧縮工程は

同じ∞マークでもコレはR排気上死点になりこの時点では絶対に点火しません。。

速攻で広島のモミアゲスピード大先生から突っ込みが入りました(汗)

言われた瞬間ヤバいそうだ~

ってな感じでした~(W汗)

実際クランクタイミング見直しましたがキック時Rで爆発起きる場所(R点火時期)

出しますとそこから380°位もクランクが回らないとF点火時期には来ません(W汗)

って訳で理想的なキックタイミングはRの排気上死点前から踏めば

Fの圧縮点火爆発工程が入ると言う事になります。

妄想暴走発言でも慎重にならないと駄目ですね。

って訳で最後の暴走発言は訂正します。





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