トッポジョージの日常

トッポジョージMCは、横須賀三崎街道(26号線)沿いにある、ハーレーカスタムショップです。オートバイのことはもちろん、その他日々の印象的な出来事をお伝えできたらと思います。(店舗所在地:神奈川県横須賀市武1-28-16 電話:046-854-4624 メール:toppogeorge.choppers[半角@]gmail.com)

2016年04月

今月頭に旋盤入れ替えと新たにフライス盤導入しましたのでご紹介します。

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いきなり小雨振り出しました(涙)

搬入終わったら徹底的エアーブローしなくては!

って言うかこの手の機械買ったらます掃除&メンテナンスから始まります。

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右がTONGIL製5尺旋盤☆
この旋盤かなり使用頻度少ないそう!

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ハンドルの動きもスムーズでGOODですが主軸回してみますと超静かで
新品みたいな音します。
(まぁ新品の旋盤触った事無いですが(笑い))

年式も2000年位と旋盤にしてはかなり新しいです。
元々ボーリング加工屋さん(バイク関係では無い)が使用していた機械だそうです。
機械見に行った時この音聞いて即決しました!

この手の機械はメンテナンスは買った人でどうぞって世界みたいなんでまずは
メンテナンス&セッティングしました。
大体調整も終わり色々削って見てチェックしましたが予想通り良い旋盤です☆

その模様はまた今度!

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んでコチラが静岡製VHR-Aフライス盤です☆

このフライスは懐も広くてかなり汎用性が高そう!

本機1台でバーチカルミーリングから角度付加工、、、治具ボーリング加工、、、まで
幅広い加工に対応!

ですって☆ 

メンテナンスはまだ途中!

こちらの模様も終わりましたらまたご紹介しまね。

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雨あがりました(笑い)

んで今まで使っていた大隈のお爺ちゃん旋盤☆
結構良い金額で下取りしてくれました。

この旋盤横須賀にトッポジョージMCをオープンした時に導入しましたので
10年使わせて貰いました。

本当今までありがとね。

んっ!

10年!!

横須賀にオープンして今年10月で10年目に入ります☆

まぁこれといって何もしませんが(笑い)

本当有難う御座います。

んでこれからも宜しくお願い致します。 

初めはコレ探して乗ろうって思っていたのに!



パブリカデラックス!

日本初のオートマ!
トヨグライドを積んだ車!!

セミオートマって奴ですね。

ヨタハチ系のエンジンはお世話になってるボーリング屋さんかなりやって来たみたいで
色々聞きましたがクランクの何処かのB/Gが手に入らなくてレストア断念するケースが多いいみたい!

ちなみに使えるバルブは俺が使い切った(笑い)

かなり手掛けたそうですが部品の入手が難しくなって来たそう!

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んじゃコレも良いかなって!

クラシックミニ クラブマンエステート!!

本気でイギリスとやり取りしていたのですが話が上手く進まない内に
機械入れ替えたくなくて。。

って訳でもう車買えない(涙)

これからも設備投資にも力を入れて効率良く良いお仕事出来る用
環境作って行きたいと思います。

これからも効ご期待で~す。

 

今年のゴールデンウイークは連休を頂く事になりました。
4月27日~5月5日までお休み致します。
6日より通常営業致します。

子供が小学校に上がり普段一緒に出かける事があまり出来ないのでご勘弁下さい。
ご迷惑お掛けしますが宜しくお願いいたします。

ではでは今回はツインカムのハイカムの模様!

03ファットボーイです。
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ハイカム&ギヤドライブに変更の為測定!

ギヤ式に変更するとココの数字チェーン式よりシビアになります。

まぁハーレーに限らずE/Gにとって振れてならない当然抑えるべき数字なんですが。。

乱れている車輛も増えてますのでギヤ式に変更する時はまず測定してから
部品注文しています。

今回は0.001in☆

問題なしです。

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 タイミング合せて圧入!
サポート上チェーン式はかなり力を入れないと手で回りませんがそこはギヤ!
クルクル回ります。

かなりのフリクションロスが減ります。 

当然カム換えればプッシュロッドもアジャスタブルに変更!
リフトに合わせて調整します。

んで組み上げエンジン掛けましたがかなりの超極太3拍子!
てっ言うか2拍子です。
ドスドス言ってます!!

http://toppogeorge-mc.seesaa.net/article/382250330.html
数年前に悩んだコレ↑の症状そっくり (汗)

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 前の経験活かすべくこんなの作りまして。

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RエキパイENDに打ち込みまして。。

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今回の誤作動は多分これ!

ちゅうか絶対これ!!

マップセンサーです(涙)
インテークの負圧を利用して点火時期ページを切り替えるスイッチ!

結果極太アイドリング回避されリズムカルな排気音になりましたがいざ走ると。。。

R詰めた分FとRの排気バランス大幅に狂って上手く行きません。

って訳で結局独立官に変更してセッティング修了でした。

前回はインジェクションのO2センサの誤作動でしたのでこんなプラグ打ち込んで
Rの抜けをあえて悪くさせて極々低回転時の誤作動を抑えて後の補正を
これまたO2で補正して貰い回避できたのですが吸気の補正の無いキャブ車は
そうはいきませんでしたね(涙)

まぁこれも経験なんで!

大体1200RPM位からRパイプに排気されそれまではFパイプ側に引っ張れる感じですかね!

って訳でトルクフルなツインカムになりましたよ~☆

 

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ドラックレースでも有名なデルクロンケース!
59パンのケースラッピングの模様!

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整える穴はここ↑

ピニオンシャフトのB/Gレースです。

元穴測定しますとかなり手前にかけてラッパ状に広がっています(汗)

って訳で修正します。

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光の違い分りますか?
狭い所をテンション欠けて集中的に研磨しています。
ちなみに光っている所が一番削れている所!
これなやらないと永遠にラッパのまま(涙)

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あーだこーだ試行錯誤して大分整ってきたらB/G算出して狙い寸法に仕上げて行きましょう。

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誤差なく綺麗な円になったら修了!

ちなみにこの作業ラッパーって言う専用工具でやりますがコレも
微調整出来るようにちょこちょこ改造しています。

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シャフト、B/G等でサイズ選択しボア測定して確認してますが最後に
実際シャフト組んで手応えでも確認!
GOODです☆

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当然エンジンの軸となるレフト側B/G&レースは初めに打ち替えしてます。
レースは一周溶接ビートを走らせ外します。
金属は面白くて高温の熱を集中的に与えるとストンと外れます!

これって熱収縮なのか膨張で良いのか言葉が前から分りません。
やっぱり内側に引っ張れるて外れるので収縮で良いんかな??

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でこれがデルクロンのケースボルトです。

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通常はこんな特殊スタッドでケースの位置決めしますがデロクロンは

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このノックでビシッと芯が出ます!

ちなみにこの59PAN!

ケースに負けない位に中身もスペシャルチューニングしますよ~☆

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同時進行中の後期ショベルも同じ用にスプロケット側打ち替えて。

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ラッピングして。。

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修了で~す!
人間の手はやり方次第で色んな微調整ができます!

この辺は機械加工より軍配上がりそう☆

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ショベルの方は面荒れしてましたのでケース摺合せしました。

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これまたコンパウンド着けてゴソゴソやって。。

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摺合せ修了☆

基本クランケケースの合わせは機械面研磨しませんよ!

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これとか写真無いですがフライトイールとの関係なんかも絶妙なんで
全てが狂ってきます(汗)

G/Kすら使えないですからね!

なんでケース組むのも専用スタット使ったりデルクロンみたいにノックピンで
位置出ししてます。

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んじゃあ次回はお相手のカバ―側の軸受の模様をお伝えします。

ラインリームって奴です!

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そうこうしていたら今年もこの子達来ました☆

初めは一羽で入って来ましたがお相手見つかったようで今日位からつがいになりました!

可愛いさえずり聞きながらラインリーム加工出来そう~(笑い)






先週ちょっと出物があり北関東のほうへ出張してきました。

ついでと言うと疑問?もありましたが途中新潟へ!

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目的地通越してますが(笑い) 

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相当お世話になっているスリーマイルズさんに寄ってきました☆
バイク屋主体のパーツ下し問屋さんです。

http://www.threemiles.co.jp/company.htm

HDショップなら誰もが知っている老舗!

ネット販売での売れ筋商品には目もくれず(笑い)

修理で必要な内部パーツ等や細かな部品、豊富に在庫しています。

この手の部品の在庫数は日本一では??

うちみたいなHDショップには無くてなならない会社です。

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当然夜の新潟の町へ!

左の人が営業の木原さん。
ショベルのココのブッシュ無いですかとかココのシム欲しんっすけどって品番も出さずに
電話すると直ぐに在庫確認して速納してくれます。
んでこの部品のサイズ測って下さいなんてわがままな問い合わせにも
調節部品測って答えてくれます!
(こんなの書いたらわがままなバイク屋さんからの問い合わせ増えたらすみません)

元々バイク屋主体のお店なんで詳しいですし話がすぐ通ります。

メカニック視点での会話が出来るのもgood!

んで右の方!

元マイルズメカニック!

今は爆弾処理班?!

この人のHDに対する知識半端ないです!!
トッポジョージも作業に煮詰まった時かなり相談しています。

ちなみにトッポジョージのスカイプ飲み仲間

メカ談義~エロ談義まで(笑い)

新たなる起業も考え中らしいですがこの人バイク屋するのが一番硬い
んじゃないかな~

トッポジョージ的にはね。。

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んで立岡さんも!

みんないい顔しています。

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新潟かなりイケてます!

当然朝までコース!!

マイルズの駐車場に車停めさせて貰い飲みにいきましたのでお宿は車でした~

宿取らなかったのも朝までコース!

想定済みです(笑い)

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んで帰ってまたまた場所作り!

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おもちゃいっぱい!

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オイルコーナーここになりました。

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タイヤチェンジャーも移動しました。

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んで今車輛製作している59パンのオーナーに電気工事お願いしました。

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壊れていたでんき(数台)も交換☆

とても明るくなり作業がしやすくなりましたよ~

有難うございます。

この模様替えの理由はまた次回ご紹介しますね。

功ご期待で~す。 

今回はパンヘッドカムシャフトの打ち替えの模様!

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コレと 

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コレの打ち替えです。
EVOまでのカムシャフトの軸受は砲金ブッシュを使用しています。
レイトパンからはクランクケース側はニードルB/Gでカバーのみブッシュと作業が
少しやりやすくなりましたがそれ以前の車輛はケース、カバー共にブッシュという
構成です。
ブッシングはB/Gより耐久性は上がりますが条件はかなりシビアになって来ます。

マニュアルもそこの数字はうるさく指定していますがここを抑えるのはどうにも
難しく片方少し遊びを付けるしかやりようが無いのが現状でした。

ボーリング屋さんなんかにのも依然相談した事はありますが車の世界も同じような
止まり穴のリーミングは一旦カバー側を貫通うさた上でリーミングさせて蓋するそうです。
ですがオートバイの様なE/Gを造形美とする乗り物にはそれも出来ないので
やはり逃がすしか。。

まぁ許容範囲内でのクリアランスですので問題無いのですが。。。

両端ブッシュでカバー側は逃げ5㎜位の止まり穴って所が問題だと思ってます。

そこを何とか抑えらえない事かと前々から考えていまして。

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偶にトッポジョージの日常にも登場するブリーザーギヤホールを加工するジグ!
再加工してジグボーラ―と言う高性能なフライス盤のカメラで測定位置出し穴開け
して貰いました。
純正ケースはもちろんS&Sケース等でもデーター撮りしましたのでバッチリ芯が
出た穴だと思います。

ちなみに今回割出等やって貰ったフライス職人!

只今ナックルストローカー製作中です。

少しずつですが。。

その辺の模様もまた徐々にUPしていきますね。

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左は通常ブリーザー用のリーマーのガイドです。

んで今回カムシャフト用のリーマーシャンクが通るスリーブ作りまして。。

ちなみにこのシャンクとのクリアランス設定にも少し悩み数回試しましたが
良い数字でにたどり着きました。

少なすぎるとリーミング時に抵抗となり食いついて綺麗に掘れません(汗)

大きすぎると当然ガタが出てガイドになりませんね(W汗)

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これがケース側を掘るリーマー。

んでスリーブに入れると。

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こうなりまして。

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ケースにドッキングするとこうなり。。

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こうやってカムカバーに対して真っ直ぐ掘れます!


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順番逆になりますがこれが実際打ち替える削り出したブッシュです。
市販のブッシュは内径大きすぎて 肩削りになり真円に掘れませんでした。

ちなみに材料はリン青銅です。
リン青銅も何種類もあり材料屋さんにも相談しましたが軸受に使うのなら第何種も
変わらないよとの答えが。

とは言えそれぞれの特徴を考え最後の選択は硬さを取るか粘りを取るかって
事になりましたが今回は粘りを選択!
多少のクッションと滑りを重視しまして。

ぶっちゃけ大差ないのでしょうがせっかくなんで色々考えましたよ。

このブッシュサイズもこれまた何サイズも試して今に落ち着きました(汗)

削りしろやら圧入しろやらね。。

最終的にはホーニングして仕上げますがその前に。。

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先程の同サイズのリーマーを今度は止まり穴用に刃長カットして
食付き角も調整した特注リーマーを使用してカバー側のラインリームします。

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こんな感じで初めに掘ったケースブッシュに丁度良いクリアランスでシャンクが通り
ガイドします。

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んでこう行きます!

無事1000分代の誤差で掘れるようになりました☆

本当ここまで来るのに相当失敗してます。

まぁ俺なんで!

失敗は想定していましたがね(笑い)

これでホーニングして修了のはずが(汗)

ケース側は貫通う穴なんで綺麗に数字出してホーニング出来ましたが
カバー側の止まり穴はホーニングしろが大きすぎてだんだん先細りに
なってしましました~(涙)

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んでホーニングしろを抑えれる如くもう1本リーマー調達!

今度は刃長カット 食付き角 刃サイズ シャンク計変した更超スペシャルリーマー☆

刃研ぎ職人に今回の加工内容、手順を細かく説明して出来るだけ同時加工(機械から外さず)
でのリーマー製作を依頼しました。

何事にも芯が狂うと上手く行きませんから~

以前にボーリング屋さんからの助言!

リーマーは2段階に分けた方が良いよってって事!!

思い出しました。

すみません。

失敗しないときずかないもんで。。

超スペシャルリーマー使って同じ工程でリーミングしまして。。

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ホーニングして。。

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バッチリ真円で指定サイズにホーニング修了!!

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 んで最後のチェック!

実際使うカムシャフト組んで抵抗なくカムが回りスラスト方向にも動くのを確認!

数字で確認!

実働チェックで確認!! 

完璧です☆ 

ケース カバー共に3/100㎜でラインリーム加工出来ましたよ~

トッポジョージ的には今回の作業何気に難しくて頭抱えていましたが

こうやって数字抑えてカム回った瞬間一人でガッツポーズした後に地味だな~

と我ながら思っちゃいましたよ(笑い)

一つ一つの積み重ねが良い物が出来るって事なんで!

今回の作業でリーマーの特性やらリーミングしろから圧入しろ

またはたはたホーニングしろまで嫌と言うほど解らされました。

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落書き一杯!

んっ!

12月!!

何気に半年以上追いかけてます。

少しだけパワーUPしたトッポジョージでした☆


 

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