トッポジョージの日常

トッポジョージMCは、横須賀三崎街道(26号線)沿いにある、ハーレーカスタムショップです。オートバイのことはもちろん、その他日々の印象的な出来事をお伝えできたらと思います。(店舗所在地:神奈川県横須賀市武1-28-16 電話:046-854-4624 メール:toppogeorge.choppers[半角@]gmail.com)

2010年02月

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レストアしています、51年パンヘッド(FL)。
夜な夜な試乗の嵐真っ最中。
年代物のハーレーですので一筋縄にはいかない部分もあり気になる事があればバラしては対策を、バラしては対策を。。と繰り返しやっとこさ良い状態になってきました(嬉涙)
VINTAGEの良さを当時に限りなく近い状態で保ちつつも、現代の道路状況や環境に対応し、ストレスなく走れるようシビアに調節、対策をしています。
今後連絡走行時間を増やして距離を走った時の状態を点検していきたいと思います。
もう少しだけ続きまーーす!!

原因不明で悩んでいた04 1200Rの修理の模様です。
プラグがすぐにカブってほんの一時間程走ると信号待ちでE/Gストールしてしまうとのこと。。
初めはキャブか電気系のトラブルかと思い点検してみましたがキャブレターは問題なし。
ってわけで電気系を見てみますとクランクポジションセンサーの不良とエラーコードが出てきます。
原因はこれだったんですね~。。
ってわけで部品を換えてみます。。
と、、お次はモジュール不良という数字が。。
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コチラパンクしてしまったセンサー達です。
ってわけでまたまた交換してチェックしてみますと状態は少し良くなりE/Gがストールする事はなくなったのですが完全に暖まると1200回転以下位よりマフラーから黒煙が。。
特にF側は酷くて店の中がまっ黒になるくらいです。。
注)ここから04 1200Rの悪夢スタートです。。
これはまずいと配線全てを点検。
セキュリティー、モジュールに至るまで点検。問題なし(汗)
キャブレターを再度点検してみましたが問題なし(汗、汗)
まさかね~。
って事でロッカーカバーを開けてダイヤルゲージ当ててバルブのタイミングを見てみますとなんだか数字がおかしい。。
15°程狂っている箇所があります。
ってわけでカムを見てみますと、ホラ!!
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カジリがあるのは分かりますが4本共ブッシュに傷みがあり特にFEX側は酷くて卵型になっています。(F側の黒煙が酷かったのもこれがタイミングを狂わせていたのでしょうね)
ってわけでオイルタンクを見てみますと2クォート位抜けてます。
ってわけでインテーク見てみますとホラホラ!!
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ガソリンも交じってますが100%オイルです。
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バルブも外してみますとカーボンてんこ盛りです。
これはあくまで予想ですがオイル下がりをしてオイルが燃えて油切れを起こしてカムブッシュがカジリまたまた熱を持ち、センサーパンクしてっていうような2次災害、3次災害を起こしていたのではないでしょうか??
オーナーは3カ月に一回はオイル交換をしていたとの事でかなり優秀なユーザーだと思うのですが。。。
04スポーツとはかなりモデルチェンジをした年です。
モデルチェンジした年の物はトラブルがつきものというのはいつの時代も変わらないのでしょうかねぇぇぇ(涙)
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ってわけで只今の状態はこんな感じ。
スポーツスターはクランクケース側もニードルB/Gではなくブッシュになっていますのでそこの打ち換えはE/Gを全分解しなければなりません。
(これまた涙)
またまたラバーマウントなのでスィングアームも外したりと色々しないとだめなんですよ。
オーナーから一旦やっておけば安心だから、徹底的に修理をして欲しいとの嬉しいお言葉を頂きました~。
なので徹底的にやっていきます!!
せっかくバラしたのでカム、点火、吸気系と色々味付けをしていきますのでそちらの模様はまたお伝えしまーーす!!

以前製作をしたドラゴンツイスト(ショベリジ)一年ほど前から再カスタムの相談を受けていました。。。
遂に実行する事になりました~。
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形を変えるのはもったいないとの声も(他のお客様&トッポジョージも)ありましたがタンク周りをカスタムしていきます。
今までのドラゴンツイストに負けない!
いやいやそれ以上にカッコよくしなければなりません。(汗)
頑張りまーーす。
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って事で3.5Gタンクからマスタングタンクに交換します。
ただ換えるだけだと芸がないのでエグリ加工、キャンプコック位置を移動してカスタムタンクを作っていきましょう。
(オーナーから魂を込めてハンマリングをするようにと指令を受けました)
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溶接用のキャップ&コックスクリューです。
今主流のスモールキャップではなくあえてノーマルタイプのスクリューキャップを使用します。
この手のチョッパーに[LIVE TO RIDE]のキャップを使うところなんてナカナカ渋いっすよね~。
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追加でミスミさんのドッグホーンライザーを組み込むことになりました。
まだライザーマウント作ってませんがタンク位置出しのためハンドルを乗っけてみました~。
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どぉっすか??
良くないですか??
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タンクに火を入れて加工した時は必ずリークテストを行い、合格が出たら保険+耐久性UPの為内部コーティングします。
これで安心ですね~。
でわでわこのパーツ達はペイントの旅へと出発します。
ペイントもまたまたこだわっていますので帰ってきましたら来ましたらご紹介しますね~。
それではペイント待ちをしている間にタンクマウント(フレーム側)の後処理、配線の引き直し、ライザーマウントと作業を進めていきましょ~。
またお伝えしまーーす。

2000XLH883 入荷しましたのでご紹介です。
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XLH883を探して欲しいとのことでオーダーされた車輛です。
状態も良くR18IN アーリータンクが組み込まれています。
今後、ハンドル周り、排気系、点火系とカスタムをして納車となります。
現行車も予算、スタイルに応じて良い車輛をお探ししますのでご興味のある方はお問い合わせくださーーい!!

カスタム模様は追ってご紹介致しまーーす。

レストアしています。
47ナックル。
ちょっと諸事情ありまして作業中断していましたが再開!!
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交換部品も続々入荷です。
プッシュロッドも曲がりありましたのでS&Sの物に交換します。
やっぱりプッシュロッドは鉄製に限りますね~。
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カバー類もピカピカポリッシュです。
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超高価なバルブカップ。
とても使える状態ではなかったので新品に交換します。
ですが・・・・・
以下これからちょっと複雑なナックルのヘッド周りの組込が始まります。
まずは仮組みしてみますとガイドの穴、ロッカーシャフトの穴ありません。
おまけにロッカカバー(握りこぶし)に入りません。。(涙、、、、)
しかもリターンの銅管のオイルライン、これまた絶妙でしてフィンとフィンの間を通ってロッカカバーにねじ込まれますので無論通りません。
以前メーカーに問い合わせをした事もありますが炙って叩いて伸ばして組んでくれとの事。
まあこの年代の車輛は職人が一つ一つ手づくりして組み込んでいたような時代でしょうから。

しょうがないと割り切って。。
頑張りまーーす☆

って事で試行錯誤しながら形成完成!!

耐久性を考慮して特注バルブガイド。
バルブもかなり痩せていましたのでブラックダイヤモンドに全て交換しました~。

続いてロッカーアームのアラメントに入ります。
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ロッカーシャフトネジ付近微妙に曲がりが出てましたので新品に交換します。
アームとのクリアランス(縦ガタ)もバッチリです。
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新品だからといって安心は禁物!!
これまた仮組してみますとバルブがセンターを叩けなさそうでしたのでアーム、シャフト共に加工しましょう。
ストレスなくバルブが動けるようにバルブの気持ちになって。。
(笑)
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ちょこちょこ計算して加工終了。
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でまたまた仮組して点検。
ロッカーアームのエンドプレ(横ガタ)動き、バルブとの関係共にバッチリ!!
安心◎です!!

でわでわG/Kとシリコンでバッチリコーキングしてトルクを掛けて終了!まぁ後一セットあるのですが・・・
ってな感じでちょっと複雑なナックルのヘッドは完成するのでした~。
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シリンダーの加工も上がってきました。
スリーブの入れ替え、スタンダードピストンからスタートです。
元々1000CCのフライホイールに1200CCのピストンが組み込まれていました。
このままでは圧縮駄々落ちで本来の力は出せないとだろうって事なんでスペックをスタンダードに合わせました。
ペイントもヘッド同様耐熱半ツヤブラックです。
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使えるボルト類は再メッキして強度のないものは新品に交換しまーーす。
次回はクランク周りをご紹介予定。

乞うご期待☆

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