パン中期位からのカムシャフトの軸受けはクランクケース側は

通常ニードルB/Gです。

作業性は良いですが耐久性等考えるとやはり最強のB/Gと言われる

ブッシングの方が上だと思います。
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って訳で吟味した材料で削り出し両端ブッシュ仕様で仕上げたいと思います。

特にピーナッツカバーモデルはカバー内にギヤが沢山入ってます(汗)

クリアランスを詰めて各部品が踊らない様にしてあげる事で色々と吉に進む

だろうとの魂胆です★

ハーレーには伝統的な加工方法?!

ラインリーム加工ってのがあります。

原点となる穴にガイドを入れそれをパイロットにリーマーを通してラインを

出す加工です。
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ですが今回は今迄のリーマー加工では無くボーリング加工で

仕上げたいと思います。

このラインリーム加工ってそれはそれは理に叶った加工方法なんですよ!

今迄もずっとその方法で加工をして来ました。

実際この両端ブッシュ仕様の加工用にも何本も特注でリーマーを作りました☆

その方法を否定するつもりでは無く本当の場所ってのかな~

それを考え出すとリーマーの特性がちと気になって来た訳です(汗)

ぶっちゃけ今の段階では実際どちらが正解なのか!

はてまたどちらも本当なのかも??

全てを組み上げて数字 動きをを見てみないと解りません。

ぶっちゃけこのボーリング加工が失敗なら直ぐに今迄のラインリームに

戻すつもりです。

ですが今の所はこの方法がより的に填まるのではと思っています。
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って事で再度色々データーを取り治具を少し見直しました。

機械加工は強制的に穴を掘って行きますので治具に対する要求もより

シビア  になって来ます。

って訳で治具ボーリングだ~
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カバー側も同様に!
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って事で一つの治具で掘り上げたコレ↑と
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これ↑

が組み合わさりラインが出てれば成功って訳です。

因みにこのブッシュのクリアランスも最小を狙っていますぜ★

当然コレをガバにするとわざわざ両端ブッシングにする意味が無いですからね!
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んでクランクケースにはカムカバーの位置決めのピンが2個あります。

ココ本当煩くてカバー単体でシャフト類何も入れなくても少しきつく入るのが理想です。

コレも遊ぶと意味が無いって事で昔からシビアに作られています。

では実際カムシャフト組んで実動チェックだ~↓

ヤバい!

超気持ち良い★

何とも言えないヌルっとした感じで回ります。

これはブッシングに使った材料も良い仕事してると思います。

真面目にこの動きはニードルB/Gでは出来ないと思います。

んで回してて手を放すと独自の重みでこれまたヌル~っと

滑るように自然に回ります。

なんかクロスハッチに油溜まりがあるのが感じますね!

まぁ動画じゃ意味不明でしょうが。。

って訳でこの両端ブッシュの治具ボーリング!

芯出たって事で成功で~す☆

んでんで実際このヌル~っとした動き見たい人はお店に遊びに来て下さい!

ってか俺超ノリノリなんで来る人来る人に説明しちゃうかもですがご勘弁下さ~い★
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良し!

こうなったら下の穴!

クランクピニオンシャフトの軸受けも同じ様治具ボーリングやっちゃいましょう!
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って訳でまたまた治具を加工中で~す。

久々更新のブログですが超長く書いちゃいました~

最後まで読んでくれた方有難う御座います!

ではピニオン側の模様も乞うご期待で~す☆