ニューオーダーに展示した55パンヘッドの事後報告です。

もう直ぐ2ヶ月たちますが。。

s-103

真円に掘られたこれと

s-190

真円に肉盛りされたコレを本組します。

027

先ずはインテークに組むオイラーと専用ナット!

このままでは駄目でしたので少し加工しまして。。

理由は正確にトルク掛けれる様にとオイルが肝心な所に行く様にです。
(すんません加工写真ありません。。)

s-021

んで驚きなのがこれ↑

かなりクリアランス詰めて仕上げた2PS構造のロッカーホルダー!

トルク掛かって無い状態ですとベース側シャフト入りません(汗)

025

アッパーは全然ゆるゆるです!

パンロッカー10set位仕上げてデーター取りましたが全て鋳物のベース側は小さく

上側の銅は逆に緩くなります。

コレはシリンダーのボーリング時のダミープレートを解除した時の測定の動きと

全く同じでシリンダーもベース側が小さくなります。

以前3次元測定器でボーリング済みのシリンダーを測定した事があったのですが

それも同じくベース面が大きく乱れてました。。

本題にもどります。。

s-192

なんでベース面は軽く暖めて膨張させて組みます。

そんなにちんちんにしなくても大丈夫ですがね。。

組み込み途中に咬むのを防ぐためです。

んで重要なのが組み付けトルクです。

コレを適当に組むと穴がグチャグチャになります。

当然締める手順や段階もマニュアル化しました。

これも相当データー取りましたが手順をしっかり押さえると最終的には指定の

数字に収まり真円にます★

s-225

って事で完成です★

ここでパンヘッドのオイルの流れを!

s-011

62年まではシリンダーに上がった来たオイルがヘッド合わせ面上の穴に入りまして。

s-013

ロッカーマウントの穴から出て。

s-014

ベースの溝穴を通り。

s-017

この穴と

s-018

この溝が交じり合いロッカー片側を潤滑

s-019

んでんでアーム右の穴からシャフト内を通り左の穴からでてアームの反対側を潤滑☆

s-228

s-229

アームの中で満たされたオイルがこのように溢れてバルブを潤滑★

写真は実際クランクぐるぐる手動で回して組み付けペースト交じりのオイルが

出て来た写真です。

パンヘッドの最終点検はカバー無しでオイルの確認をします。

s-231

んでもっと油圧が上がるとマウント穴を通り上に上がりオイラーに入り

バルブを上から潤滑☆

オイラーがインテークしかないのは45°VTの角度です。

エキゾーストはかなり下がった所にあるので自然とオイルが溜まるって訳です。

んでこのオイラーの中にはチェックバルブみたいなのが入っています。

コレは恐らく点滴の様にポタポタ油の行きずらいインテークのみを上からも

潤滑しているのでしょうね。

パンヘッドのメカニズムを前にも仲間内でメカ談義しました。

あのチェックバルブ外すとオイルが多かったり無くなったりで均等な潤滑

出来ねんじゃねえ?

とかね。

因みこのパイプ外して組むと真面目に焼付くそうです(汗)

単純だけど中々考えられてるパンヘッドです。

今回のロッカークリアランスの件数字だけで言うと攻めすぎじゃないかって

言う位の数字です。

実際仲間にも言われました。

ですが数値で点検して実際シャフト組んで動きチェックすると問題ない事確信しました。

重要なのは如何に真円に真っ直ぐに加工してオイルの入る最低限の隙間を!

まぁそんな考えでこのパンロッカーのボーリングを始めたって訳です。

PAN HEADのヘッドへのオイルの供給は完全ロッカーアームを通りますので

特に重要だと。。

なんかスゲー長くなったので最後はおもしろ動画を↓



規定トルクで組み込むと手で感じるガタは無くスルスル動きます。

んで緩めると一気に。。

当然緩み対策もバッチリしてますよ~



んでボーリング風景!

こんな感じで垂直 水平にボーリングします★

まぁこの動画に落ちはありませんが。。

長々お付き合い有難う御座います。

次回は外装の説明を。

今度は写真メインで行きましょう☆