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今回はXR750のコレの修正の模様!

ハブB/Gの圧入しろがどうにもゆるくてB/Gに対してハブが斜めになっているのを

修正したいと思います(汗)

ハブ削ってO/Sってのが1番シンプルな修理でしょうが何分レーシングハブです。

肉厚超薄くて1サイズUPのB/G分削ると危険ライン超えそうなのでNG(涙)

おまけに簡単に手に入らないデットストックパーツです。

極力物自体の加工は最小限にしたい!

またまたB/Gは規格品ですので内径と外径の比率は大体決まっています。

オールドチェリアーニのアクスルシャフトとの関係の事も考えると

こっちの方がベストかなと。

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って訳でこんなネックカップのチビ版みたいなカップリングを製作!

コレを両端に圧入して整えようってたくらみです。

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 材料は足回りでは良く使うS450C!

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ハブ圧入部の外径削って!

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続いて中繰り!

ディスタンスカラーの穴とベアリング圧入部の穴を2段階でボーリングバーで掘って行きます。

この内外系はかなり精度良く削らないと意味が無いです。

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んで突っ切りバイトで逃げの部分を横削り。。

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 同寸の物を2個作って修了で~す☆

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続いて治具製作! 

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元のハブの穴はこんな感じで深さがギリギリです。

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それに作ったカップを圧入すると当然突き出ますので。。

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ハブのツバ計(出っ張り)にゼロに近い数字でザグリを付けローター穴利用してボルトオン!

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ビシッとインローで固定!

どうにも旋盤のチャックに固定できる形状では無かったのでこれでチャッキングします。

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 んでんで芯出しして。

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端面(底)削り

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逃げ部分最少で加工修了☆

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最後にカップ圧入用の治具も削って。。

後は作ったカップリングの露出部分をメッキ加工して。。。

実際圧入しましょう!

ぶっちゃけコレで両端のB/Gの芯は出ると思います。

いや出るはず。。

結果出ましたらまたご紹介しま~す。