1955パンヘッドのO/H模様。

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年式とタイミングマーク違います。
古いハーレーには良くある事ですが年式違いの
フライホイールが入ってました。
60年初頭の独立点火のころのフライホイールです。
ってこのクランク使えんのかって色々調べまして。。。

左側は問題なく55年のケースに使えそう。
スプロケットも共通です。
マークが違うだけなのかな?

右側クランクウエイトは60年代のこれも55年と共通っぽいです。

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って事で駄目なんはこのシャフトのみなんでこのフライホイール
リビルドします。
点火時期は実寸で出した方が良さそうだけど。。
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開けてびっくりだったのはこれ。
ケース側のピニオンB/Gレースですが指でぬけました(汗)
ここは圧入で動いては当然駄目なところなんですが。

空回りして動いていたのでしょう。
ケース側の内側にも傷が一杯でしたのでケースを
ボーリングして再圧入しました。
幸い鋳込み部分には無事でしたので安心しました。
この鋳込みにダメージがあると最悪ケース交換なんて
事になります(汗)

ちなみに鋳込みとはクランクケース製造時に鉄にアルミを
鋳造してひっつけて製造する事です。
良く見れる所はプラグホール何かそうですね。
以前レフトケースの鋳込み修理の模様お伝えしましたが
左側の鋳込み部分を基準にクランクケースが出来てます。
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なんでここのラッピング(内面研磨)もケースを1回組んだ状態で
左側B/Gレースにパイロットの治具を組み右側レースを研磨します。
E/Gは色々な部品で構成していますのでそれが真っ直ぐでなければ
素直なE/Gにはならない訳ですね。

ちなみにこのレースもJIMS製を使いました。
内径が小さく精度良く加工出来ますが削りしろ
が多いい部分他メーカーのより加工時間かかりますが
仕上がり良いし耐久性も良いので使ってます。

メカの中でもこの作業時間かかって大変だという話し
たまに聞きますがトッポジョージは嫌いじゃないです。
ラップヘッド(工具)の調整が肝ですがそこを抑えて
リズム良く?!やれば綺麗に仕上がります。
口では全然説明出来ませんが。。。

トッポジョージ的には流れるようにって感じかな!!
(意味不明な人は無視してください。。)
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加工中の写真無くなりました。
研磨終わったら実際選択したB/G組んで引っ掛かり無いか
確認します。
このピニオンシャフトは54年~57年までの専用品です。
これを後期の物を組むとB/G、レースからはみ出ます。
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B/Gケージに引っ掛かりが無いかも大事ですね。
前はアルミケージでしたがやはり鉄ケージで行きます。

ここは鉄が好きだな~

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んでもっと大変なのがこれ(汗)
リアロッドの楕円が激しく修正すると許容範囲超える
との判断でここのレースも打ち替えします。
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これまたJIMS製ですが前にも説明しましたが外径大きく内径
小さく本当手間かかります(汗)
まずは圧入しろ割り出して外径研磨して専用工具にて。。
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圧入して回り止めのポンチでカシメます。
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んで鬼のラッピング(涙)
ココのメーカーの部品は制度良く大体削りしろ0.1ミリ位になります。
コンロッド側の穴も楕円な物が多いいので圧入後も楕円になる事が
多いいです。
なんでこれ位小さくなければ修正出来ないのかなと思い
踏ん張ってやってます。
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楕円修正は手でする事もあります。

先程のピニオンB/Gレースも同じ位の削りしろですが完全手仕事なんで
体で微調整出来るので早いですがコンロッドの場合は
旋盤にラッパーを組んで回して研磨するので微調整が出しずらいし
気を付けないと旋盤にもって行かれるので危ないです。
なんで時間かけてゆっくりやるしか無いです(汗)

ここを修正する機械マジで導入検討中です。
冗談抜きにこの入れ替え合わせ作業1日仕事になります。
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んで鬼のラッピング終わりましたらスモールエンド行きましょう。
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専用工具にて。
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んでんでリーマーかけて。
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綺麗にリーミング出来ましたがホーニングで傷?!
付けます。
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ブッシュはオイルが入ってなんぼなんで規定のクリアランスを
クロスハッチ作りながら取りコンロッド再生完済で~す。

長くなりましたので今日はこの辺で。

次回はフライホイールの組み込みかカムカバー内ブッシュの仕上げをお伝えします。

効ご期待です。