朝店を開けると親鳥の様子が何か変だな~と思ったら
ついに生まれたみたいです。
かぼそい声でピヨピヨ鳴いてます。
3匹生まれたみたいです。
夫婦で協力してせっせと餌をあげてます。
うちのチビ達(子供)にも燕の観察をさせようと朝連れて来ると
簡易的に作った木の枠に何か小さな綿毛が見えます。
急いで旋盤によじ登って(巣は旋盤の上なので)
見ると最後の1匹、多分生まれたばかりの雛が
なんかの拍子に落ちちゃったみたいです(汗)
落下した雛は親鳥はもう育てないとか人間の匂いが付いたら駄目とか
いろんな事言われてますが今回は軍手はめてそっと巣に戻しました。
(心持生まれたれのせいか元気が無いような)
元気に育つか心配でしたが数日後。。
良かったです。
他の3匹よりはまだ少し小さいですが元気に餌をねだってます。
4匹とも無事に巣立つ事を願うばかりです。
お分かりでしょうが完全にハマっちゃいました。
超可愛いです(笑い)
って訳で本題に入ります。
クランクの修理のご紹介。
フライホイールスラストワッシャ。
読んで字の如く?コンロッドのスラスト(横ガタ)を保持してるワッシャ!
シリンダーをはぐったら必ず点検するコンロッドのガタです。
ここの動きで腰下の状況がかなり解ります。
オーバーホールしたら必ず替える72年以降のアルミケージ!
それ以前はスチールケージですね。
この辺の選択はケースバイケースで決めてます。
ちなみにB/Gの太さは同じですが長さがケージに
よって違います。
アルミの場合は日本製を使いスチールの場合はUSAのJIMS製を使ってます
それぞれ短所 長所あります。
S&Sなんかはスチールに銅メッキなんてのもありますね。
これも中々良いのですが専用B/Gなのが玉に瑕です。。。
なんでココが減るかって言うとB/Gが減って来るとロッドが横に動きだします。
んでワッシャーとケージがぶつかって削れ出すって事です。
当然軸が振るとピストンも振りりますね(涙)
クランク崩壊まじかなケージ(汗)
当然ワッシャーもこんな事に!
クランクピンもご覧の通り。
ピ二オン側(カム側)に激しく破損しています。
これは油圧ラインに問題ありと想像付きます。
まあカムカバー見れば答えはすぐ出ます。
その修理の模様はまた次回!
これは完全に焼き付いてしまったロッド(涙)
これは前者とは逆にスプロケット側に大きく破損していました。
しかも一番潤滑されるオイルライン(穴)を集中的に打撃痕があり
ノッキングからの症状だと予想付きます。
直し手としては何故こんな壊れ方をしたのか凄く興味があります。
いつも原因を考えながら分解 点検をしていますが
かなり修理の参考になる事多いいです。
クランクは数字が命の部分が大きいいのである意味解りやすいです。
やはり悩むのはやはり空冷シリンダー減り方ですかね(汗)
ちなみに以前トッポジョージMCでSALEしていた79ショベル
おそらく腰下は初めてのO/Hだったと思うのですがここの摩耗は35年たったとは
思えない位少なかったです。
(削れはありましたので打ち替えはしましたが)
前の乗り手が上手いのと純正の加工精度の良さなんでしょうね。
んでクランクピン!
これも純正等の1ホールから2.3ホールまで出ています。
これもメーカーによって色々考えのあっての事です。
1ホールは出口を一つにして油圧を上げましょうって事。
3ホールはオス メスロッドに分担して各ベアリングを潤滑しようって考えですね。
2ホールはその間の子かな?
当然ホールが増えると油圧が下がるので穴の大きさが小さく油圧が
上がるよう対策されています。
以前も何が一番かかなり悩みましたがケージ同様それぞれ良い所があり未だ考えてます。
ぶっちゃけ年式によっては選れべないホールがあるのが現状ですが。。
ちなみにシャフトもJIMSを使用しています。
1回クランクを仮組みして適正ワッシャーを選択します。
んでプレスで抑えてカシメます。
これもケージによって素材を替えます。
刻みは5/100ミリで出ています。
お次はコンロッドのラッピング。
旋盤の回転落としてゆっくり指定数値に削っていきます。
ラッパにならない用にするのが肝です。
今回ラップヘッド大分減って来ましたので交換しました。
これは残念ながら曲がりがあり交換になったコンロッドSET。
日本製のロッドSETが出ていますが確認は必ずやりましょう。
この部品は我らがJAPNだけに精度よく加工されていますが
たまーに手直しがいる時もあります。
しかも何か問題あった時訳が分からなくなりますしね。
Wチェック!
オーバーサイズB/Gは5/1000ミリ刻みで出ています。
スチールケージ計54個
アルミケージ計051個
かなり地味に測定します(汗)
長くなりましたので最後にしましょう(笑い)
スモールエンドブッシュの打ち替えです。
打ち替え後専用リーマーでリーミングします。
最後にホーニングして終了です。
ピストンメーカーによって数字違う物もあります。
ハーレーはパーツも豊富ですがSSTも豊富です。
アメリカは便利工具の国!
工具のサイトやカタログ見てると本当面白いです。
(ハーレー用だけじゃなく)
まだまだ欲しい物沢山あります。
んでコレが測定器です。
きずけばこんなに増えちゃいました!
測定器は日本製が良いです。
オーバーホールは続々入ってきます
たとえばこんなのとか!
ツインカムです。
もちろん旧車が殆どですが。
頑張ります。
では次回はケースの加工 カム回りの加工をご紹介しまーす。
なかなか上手くなりません(涙)
乞うご期待!
コメント