今年一発目の作業ネタ

コンロッドサイドクリアランスの少ないEVOクランク。
焼きつきかけてロッド自体が直立しています。
EVOクランクの謎です
昔パンでもこのようなクランクがありまして「E/Gが温まるとストールする」という症状でたどり着いた結果、ここが原因でした。
今回は普通に走っていました。
まああまり調子は良くなかったようですが。。
想像通りタペット類は全滅でした。

今回バラシた原因はココ↑
スプロケットシャフトがガリガリ君でプライマリーからかなりの異音が出ていました。
EVO後期はシャフト一体の為シャフト交換が出来ませんので。。

どうせ換えるのならカスタムしましょう
Ｓ＆Ｓストローカークランクに交換します。
今回はボアは変えずにストロークのみ上げてます。
3&1/2ボア×4&5/8ストローク。
計算しますと120CC弱位排気量UPです。
念の為芯の確認してみましたらさすがのS&S良い感じでGOOD



んでケースラッピング。
こんな感じで地道に100台分を削っていきます。
仕上がりはベルベット状！？
まあ傷がなく半ツヤ消しみたいな感じ。。
ぶっちゃけ肌はすぐなるんですが芯円を出すのが大変です。
今回はかなり楕円になっていましたのでなかなか骨の折れる作業
ちなみに正月２日に一人でグルグル回してました（笑）

アメリカの古いカンカンポマードみたいなイカシタコンパウンドを使って。。
徐々に細かくして仕上げます。
バルブ周りのすり合わせと同じものですね～
とまあ今日はこの辺で