変なタイトルですみません。
やっとこさ底なし沼から脱出できたので手(チョキ)
舞台はとあるショベルのオーバーホールにて
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ジャジャーンひらめき
綺麗でしょ?
完璧に見えるでしょ??
妥協なしでオーバーホールさせてもらったのですが。。。
どうにも調子が出なくて悩んだエンジンです。
悪い所全て抑え込んだはず。。なのにダメなんです、、なぜ??もうやだ〜(悲しい顔)
FRとのバランスが取れないというか点火時期、キャブ調整が定まらないというか。。

カム周り、タイミング周りをバラして再点検。
問題なし。。


当然外から出来るチェックも。。
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☆コンプレッションテスター、その名の通りコンプレッションを測る工具。
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☆リークダウンテスター、これはエンジンに規定の圧力をかけてどれ位燃焼室からリークしているか測る工具
シリンダー、ヘッド周りどちらからリークしているか目安ですが分かります。

測定結果、リーク度7%以下◎ パチパチ
比較対象として08のツインカムも測定してしてみましたが10%以下でした。

ツインカムのマニュアルでも規定値内で問題ないのですがコンプレッションは。。。
何故か低いです
しかもFの方が大幅に。。

元々ハイカムが入っていましたのでノーマルリプロカムに試しに交換してみましたが変わらず。。

お次はロッカーアーム。
純正ロッカーなのでレシオが狂うなんてことはそうそうないでしょうが念の為測定。。
無論問題なし(はぁ~)
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「まさかね?」と思いつつ念の為容積を測ってみました。ヤバいです。コレデスがく〜(落胆した顔)
F、Rとの容積差がかなりあります。
色々考えまして。。
バルブ突き出し等を狂わせない程度に厚めのバルブシートに交換。
バルブ位置を下げてどうにか1cc以下に抑え込む事が出来ました。
しかもハーレーみたいなエンジンはフロント主体のエンジンだと思うので
フロントの方を容積-の方向に出来たのですが。。。
試運転しても、、うーーーーん
前後のバランスは取れましたが何とも。。イマイチクンですもうやだ〜(悲しい顔)

当然少ない方に容積を合わせましたが全体的にローコンプな様です。
んじゃ「下がり切った圧縮を上げましょう!」って事でまずは
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KBピストン
見た目もカッコイイっす
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これはダミープレート、パン、ナックル、ショベルに対応出来る特注のダミープレート。
このダミープレートボーリング裏話なんかもありますがコレを語ると長くなりそうますのでいずれまた。。
組んだ事を再現して加工できるスペシャルボーリング!
早速組んで点検。
やはりそんなに甘くなかったみたいです。(涙)
ピストンだけではダメみたいです。。
この様な状態ですとハイカムなんて当然追いつけないのでノーマルカムで続けます・
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んじゃぁ今度は。。。
下が今回初めに組んだブラックダイヤモンドバルブ。
このえぐりとてもいいのですがここでも容積稼げるでしょ。
ロウエイバルブに交換。
こうなったらアイデア勝負です。
以降4工程、計6工程。
加工しては組んで、、バラして、、、
を繰り返しやっと普通に走れる状態になりましたダッシュ(走り出すさま)

以下がその後の大まかな行程です。
ヘッド面研×2回インローータイプエンジンですのでシリンダースリーブ突き出し面研&G/K調整etc..

このようなヘッドチェーン(今回はただの修理ですが)
やはりやりすぎ(削りすぎ)が一番どうにもならない事態になりますので少しずつを繰り返しベストに持って行くのが鉄則です。
国産車等のレース車ではよくやっているようですが、ハーレーしかもS/H以前の車輛では実績もかなり少ないと思います。

予想値は計算である程度出ますが「必ずしも1+1=2にならないのが内燃機だ」というお世話になっている
ボーリング屋さんも良く言ってますがより慎重におさえていきました。

その後トッポジョージは約300km慣らし運転しオーナーにバトンタッチ。
オーナーは50km毎の走行を夜な夜な繰り返しわずか一ヶ月程で慣らし運転を無事終了(パチパチ)
慣らし運転終了後点検の為50km位試乗させてもらいましたが
純正のアレとは少し違いカスタムカスタムエンジンに乗ってるような感じに近いですね~。
全体的にレスポンスがいいというか自然に走っていくというか上手く言えませんがとにかくすごくイイ感じ~わーい(嬉しい顔)

望んでそうなったわけではないのですが相当なカスタムヘッドになっちゃったみたい黒ハート

もともとこのヘッドは数か所溶接修理をされており、そのあたりで狂いが出たのでは?
と推測されます。

あ~「ハーレーなんて簡単だぜぃ!」って早く言えるようになりたいなぁ~ドコモポイント
日々勉強です。。ガンバリマスパンチ
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続いてのO/H。
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カワイイエンジンちゃんたちが首を長くしてお待ちかね。
こっちも頑張るぞパンチ

P.S.オーナー様
今回は大切なハーレーの修理を依頼して頂きまして本当にありがとうございます。
そして予想以上に時間がかかってしまいました事お詫び致します。
今回与えられた課題はトッポジョージにとって大きな財産となりました。
経過を見たいので数千km走った所で再び点検させて頂きたいです。
またお待ちしております。

そして今回親身になって相談にのって頂いた同業のメカの方々、
ボーリング屋さん本当にありがとうございました。

そして長ーーい文章を最後までお読み下さった皆様有難うございます。
トッポジョージMCはいつでもエンジン修理お待ちしています。
是非ご相談&ご依頼下さいねわーい(嬉しい顔)