レストアしています。51FLパンヘッド。
作業も半ばくらいまで進んでおりますのでその模様を!!
まずはE/Gの点検です。
アメリカで半分以上レストアされていた車輌ですので状態はすごくきれいですがやはり別の人が行った作業。
全てをバラしてしっかり点検しましょう。
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ってわけでまずはクランクの点検です。
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全てのシャフト、レースボア、B/G等を測定した結果クリアランス値は規定値内にあり合格です!
しかも全てのレースを交換しているらしくスタンダードサイズのB/Gでしっかり数字がおさえこまれています。(パチパチ!!)
ロッドのエンドプレー、ブッシュのクリアランスも合格。
B/Gリテーナーのみ摩耗がありましたので大事をみて交換。
芯出しとケース間のエンドプレーのみ調整してクランクはOKです。
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続いてギアBOXの点検です。
ドライブギア、スタッドに段付がありましたのでこちらは打ち替えしましょう。
その他ピ二オンギアとか細かな部品に何点かダメージがあったので交換です。
タペット、カムシャフト類も全て新品に交換されていました。
続いてシリンダーの点検です。
スリーブを入れ替えワンサイズUPのピストンでボーリング済みとの事ですが数字はどうでしょう??
こちらもピストン、シリンダーと上、中、下、12時、3時、6時、9時と12箇所クリアランスを点検しましたが上と下では1/100もクリアランスが違います。
しかもちょっと全体的に広いようです。
平均値F7.62/100 R7.85/100。
こちらは.020UPピストンでいつも仕様でボーリングし直した方がよさそうですね~。
続いてヘッドの点検。
ロッカーアームの状態は中々GOOD!!
バルブガイドも鋳鉄製でいいのですがガイドシールがちょっと非力っぽいです。。
こちらも特殊シールが打てるようにバルブガイドを打ち替えしましょう。
まあこの辺は予想してたんですけどね~。。
続いてバルブガイドの穴の点検です。
トッポジョージMCではガイドを抜く時は電熱器でヘッドを温め膨張させてリムーバーで打ち抜きます。
20分位温めコンコンって感じで!
2本は良かったのですが残り2本はいやーーな感じで抜けました。
リムーバー使う程もないくらいスポッと!
早速穴を点検してみますとなんと!クラック発見です(しかもかなり大きい。。)
これではいくらいいガイドシールを打ち込んでもオイル下がりは止まりません。
いやーー、これは予想GUYでした~(涙。。)
溶接で一旦穴を埋め、シートリングを抜いて芯円を出して再度穴あけ。
またまた仕上げにガイド穴をボーリングするという作業が必要です。
とまあヘッドの方で事件はおきましたがE/Gの点検終了です。
ヘッドを除けば予想通りの修理で済みそうですね~。
で早速内燃機加工も終了し部品達は塗装の旅へと出発しました!
また帰ってきたらご紹介しますね~。
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注文していた部品達も続々入荷です。
今回はFLフォークから74スプリンガーに交換します。
今主流のヨーロッパの74ではなくVT製を選択しました。
なぜ敢えてVTかっていうとズバリ「味」があるからです。
ヨーロッパの74スプリンガーは精度も良く仕上がりもとてもきれいなのですが少しでも純正のような鋳物のボツボツ感が欲しいって事で敢えてVT製を選びました。
オーナーの細かなコダワリです。
ハンドルはスピードスターを使用します。
只今キャブレターをSUか思い切ってリンカートを組むか大検討中との事。E/Gが組み上がるまでには決めるそうなのでまたご紹介します。
では乞うご期待☆