レストアしています。
81ワイドグライドの模様です。
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まずは課題でもあったふかーーく傷の入ったヘッド。
シリンダースリーブとの関係も何とかクリアし傷が取れました。
もともとオーバーサイズのバルブガイドが組まれていましたが無理やり圧入したのでしょうか?
ガイドの穴がかなり傷だらけでした。
4ヶ所共にボーリングして鋳鉄ガイドに交換です。
ここからもオイル下がってたのでしょうね。
シールはもちろん強度のある特殊シールです。
これで安心☆
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シリンダーは1サイズUPでボーリング、ペイントしてもらいました。
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クランク組む前にケースの面出しです。
バカ締め出来ないオイルポンプ部分、オイルストーンで面出しします。
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続いてオイルポンプ。
S&Sのオイルポンプに交換されていました。
各部点検問題なし!
なので洗浄して送りと戻りのギアの間のシールを打ち直しましょ~。
ここのシール特に高速走行時の油圧等にかなり影響しますのでとても重要なちびシールです。
ではポンプのセンターを出して規定トルクで組み込み作動チェックして終了です。
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スプロケットシャフトスペーサー、コチラは痛みもそんなになく再利用します。
またまたオイルストーンで面研してから組みましょう。
合わせ面、G/K類には要所要所で液ガスorロックタイトと使い分けてシーリングしていきます。
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続いてのチェックポイント、リフターブロックVSタペットローラーです。
クリアランスは合格。
タペットローラーボディー内でのローラーの横型(適正な型)がかるーーくこすれているようなのでリューターで削ります。
削りすぎ要注意ですね~。
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お次はコチラ写真じゃ分かりにくいかもしれませんがタペットローラーボディがカムシャフトにあたる時があるんですよ。
特に今回はカムに適正な遊びを作りましたのでギリギリです。
問題ない位にベルトサンダーで逃がしを作ってあげましょう。
回転部分こすれていい場所は何一つないです。
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オイルラインも新品に交換します。
フィッティングもより良くオイルが回るように場所が決まってますので間違えないようにしましょう。
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ガバナのすわりが悪いようなのでこちらも交換します。
回転の戻りが悪いなどやはり問題が出てきますからね~。
ここのチェックポイントはセンターボルトが指でスルスル入るかです。
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ジャジャーーン完成です!
ケース、ヘッドはガラスビーズブラスト。
シリンダーリフターブロックは耐熱ツヤありブラック。
その他のカバー類はピカピカポリッシュです。
ボルト類も全て新品を使用しました。
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続いて外装ペイント上がってきました。
純正カラーのキャンディレッドです。
AMFが光ってます。
今回はトッポジョージの学生時代の悪友、painter UTSUにペイントしてもらいました。
アンダーコートも赤い塗料を調合して手抜いてないです。
ではフレームに組み込み試乗の嵐です。
乞うご期待☆