ってことで今回は96のダイナのカスタムじゃなくてクラッチ周りをスーサイドからノーマルのハンドクラッチに戻すっていうお仕事です。。
オーナーいわく
「頑張ってカスタムしてきたけどだんだんと乗りやすい仕様にしたくなっちゃって。。。」
沢山距離も走ってるみたいだし、まあそうかもしれませんね。
確かにフットクラッチよりも確実に乗りやすいですもんね~。
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ただノーマルに戻すって言っても、イロイロと分解しなくちゃダメなんですよね~。
と独り言をいいながら。。
サクサク戻していきます。

続いては修理です。
「ガスがちょっと濃いみたい。」
とのことなので点検です。
プラグを見ると濃いというよりはちょっと薄いなあ?しかもアフターファイヤー連発してるし。
ってことでキャブじゃなくて点火系をチェック!
ダイナシングルファイヤーのフルトラが組み込まれていましたのでモジュール等の電圧抵抗等を測定してみたところ、悪い所発見!
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はい、見ての通りイグニッションコイル。
こいつがパンクしてるみたいです。
一次抵抗は何ともなかったのですが、二次の方は規定の抵抗値をとうに超えてます。
イグニッションコイルは一次抵抗と二次抵抗がありそれぞれ規定抵抗値があるのですが、
一次側がパンクすると走行不能状態な感じになって分かり安いのですが、二次側は何とも症状が微妙になるケースが多いんですよね~。
なーーんか最近オートバイの調子が今ひとつだなぁ。って思っている方いらっしゃいましたらイグニッションコイルの抵抗を測ってみたらいかがでしょーー。
ってわけで新品のコイルに交換です。
ただ換えるだけじゃなく原因もつかみましょ~。
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とイロイロとそれ関連の配線を追っていったところ、ここがいたずらしてたみたいです。
モジュールから独立点火に変換されてフロントシリンダーに信号を送るライン。
ここはギボシでマウントされていたのですが、どうやら接触不良をおこしてたみたいです。
ギボシより耐久性のあるハンダで処理しました。
コイルのフロントシリンダー側にもばっちり変色がみられましたので原因はここで間違いないですね~。
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ってことで点火系も直った事だしあとはキャブ調整をしていきましょ~。
試乗に行ってきまーーす!
あーー、マフラーマジで熱いです。
ってことでガムテープ仕様。
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いつものコースを半日くらいかけて調整終了。
ってわけで納車です。
このダイナちゃん、ポジションもいいし、操作も楽になってとても乗りやすいですね~。
では、また何かあれば宜しくお願いしまぁす。